予告のバックナンバー (2018年)

-------------------- 2018年01月08日 --------------------



あけましておめでとうございます。
年末の慌ただしさに感けてしばらく放置してしまいました。

RUINOS 13、今年こそはリリースしたいと思っています。
現在、システム面はほぼ作り終え、今後は敵やアイテムの配置・お金の調整等を集中的に行っていきます。

また、これまでのRPGに(多分)なかった要素として、ダンジョン内の宝箱を
NPCに先に開けられるというのを入れたいと思っています。
普通に考えたら、自分以外の人が宝箱に手を出さないって変ですもんね。

あと、レベルを上げ過ぎると逆に能力が衰えていくという処理を現在入れていますが、
こちらは頑張った人に対する裏切りになってしまうのでやはり除外しようと思っています。

という訳で、今年もよろしくお願いいたします。


-------------------- 2018年02月17日 --------------------

私は日頃、通勤電車の中や会社の休憩時間などに小説を読んでいます。
だいたい一週間で一冊ぐらいのペースです。長い本だと二週に渡ることもあります。
日常のちょっとした楽しみと、あと、創作活動(と言う程のものでもないですが)の刺激になればと思っています。
今回は少し横道にそれて、お勧めの小説などを書きたいと思います。

好きな作家は、まずは東野圭吾さん。
もはや王道過ぎて名前を挙げるのも躊躇われますが。好きな海外旅行先でハワイと言うのと同じぐらい?
ご出身が大阪市とのことで、勝手に親近感も持っています。
私の東野さんベスト3は、順不同で「白夜行」「秘密」「手紙」です。
その次は「流星の絆」「さまよう刃」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などです。
特に「手紙」は読書の楽しみをまだ知らない人の一冊目にお勧めしたい本です。
個人的には読んでいて電車を乗り過ごしてしまった(乗り過ごしそうになった)数少ない本のうちの一冊でもあります。

最近読んだ本では、飴村行さんの「粘膜人間」がすごかったです。
ジャンルとしてはホラー小説になると思いますが、幽霊とかではなく、エログロファンタジーです。
個人差があるでしょうが、私は怖さはまったく感じませんでした。
とにかくストーリー展開がぶっ飛んでいて狂気に満ちています。
たまには変わった本が読みたいと思う方にお勧めします。(女性にはお勧めしません。)

他の好きな本についてもまた書いていきたいと思います。


-------------------- 2018年03月18日 --------------------



RUINOUS XIIIの続報です。(表記を「RUINOUS 13」から変更しました。)

ここ最近は意識的に以前よりもモチベーションを上げて取り組んでいます。
あれこれ考えると開発作業が全然進まないので、まずは全フロアにザコキャラを配置して
全体的な敵の強さと経験値・お金のバランスを調整することを当面の目標としています。

上の画面イメージは現在の最新のものです。
これまでと印象が多少変わっていると思います。


-------------------- 2018年04月22日 --------------------



開発中のRUINOUS XIIIの進捗です。
現在は地下2階までバランス調整をほぼ完了しました。引き続き、3階、4階と進めていきます。

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今回は開発環境について書きます。(これまで書いたことがなかったと思いますので。)

まずZ80のアセンブルツールですが、これは自作のMS-DOSアプリケーションを使用しています。
X1用のソフト開発を開始した当初(2008年頃)、フリーのアセンブルツールを探しましたが、
好みに合うものを見付けられませんでした。なら自分で作ろうということで、
ネットでZ80のニーモニックとマシン語コードが書かれているページを参考にしつつ、
どうせ自作なのだから使いやすいようにif文やループ等の独自仕様も加えて作成しました。

アセンブルツールで出力したマシン語バイナリファイル→テープイメージへの変換も
自作のMS-DOSアプリケーションです。上の「X1の思い出」でも書いていますが、
2007年頃に「えっくす8RL1」で吸い出した市販ゲームのうち動きがおかしいゲームを
修正する際に作成した、マシン語バイナリ←→テープイメージの相互変換ツールです。

デバッガは「X Millennium 海賊版」(XmillMK2)を長年使用しています。
デバッグ機能はあまり強力でないかも知れませんが、ブレーク設定・ステップ実行ができて、
レジスタの値も常に表示されているので、シンプルで使いやすいと思います。
(武田氏の「eX1」もかなり惹かれますがまだ試せていません。
性格的に新しいものに手を出すのに躊躇してしまう方なので…)

作画は「GraphicsGale」を使用しています。
レイヤーが使用できて色変更もできる強力なドット絵ツールです。BMPファイルに出力した後、自作ツールで
PCGやグラフィックのテキストデータ(ダンプデータ)に変換し、アセンブラソースに取り込んでいます。

作曲は「ピストンコラージュ」を使用しています。
こちらは出力したデータを変換して、ということはしておらず、曲を目で見ながら、一音ずつ
PSGのレジスタ値データとしてプログラムに取り込んでいます。(音数が少ないのでこれで間に合っています。)

だいたいこんな感じでです。


-------------------- 2018年05月27日 --------------------



開発中のRUINOUS XIIIの続報です。
現在は地下3階のバランス調整をほぼ完了しました。
地下3階では仲間との合流イベントが発生します。
敵の数も多くなってきますので、戦力アップのためぜひ合流したいところです。

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好きな小説についてまた書きたいと思います。
今回は桐野夏生さんと角田光代さんについて書きます。

桐野さんの本は、私はこれまでに17作読んでいます。(数年前から読んだ本はすべて記録している。)
好きな本は「OUT」、「バラカ」、「だから荒野」などです。最近の「路上のX」も良かったです。
私が思う桐野さんの作風は、登場人物が全員嫌な人で誰も信用できない、永遠に続くかのような閉塞感、
嫉妬、第三者の悪意、犯罪、破滅、絶望、…そんな感じです。
過激などぎつい内容の本が多いと思います。都会的な刺激を求める方にお勧めします。

角田さんの本もこれまでに17作読んでいます。(偶然同じ数字でした。)
好きな本は「対岸の彼女」、「八日目の蝉」、「月と雷」などです。
「対岸の彼女」はこれまでに読んだ本全部の中でもベスト5に入るぐらい好きな本です。
「八日目の蝉」は映画化もされましたし、NHKの連続ドラマにもなりましたが、
ラストがそれぞれ異なるのが興味深いです。私は小説の終わり方が一番好きです。
角田さんの作風は…あまり思い浮かびません。本によっていろいろでしょうか。
共通点は旦那が毎回嫌な性格。あと、「メニュウ」も毎回登場します。(「メニュー」ではなくて)
文章がとても心地よくて、穏やかに安心して読める作家だと思います。


-------------------- 2018年06月24日 --------------------


開発中RPG、RUINOUS XIIIのデモ第八弾です。
久し振りの動画紹介となります。
この動画では、新規ゲーム開始〜B1F〜B2F〜B3Fをプレイしています。

現在はB4Fのバランス調整をしています。フロア数だけで言うと半分弱ぐらいまで完了していますが、
ラスボス、エンディング、その他イベント類もありますので、完成はまだ遠いです。


-------------------- 2018年07月22日 --------------------

RUINOUS XIIIではアイテムを12個までしか持てません。
仲間合流後も12個のままで、そこをどううまくやり繰りするかがこのゲームでは重要なポイントになる、
と当初から決めていましたが、実際にプレイしているとやっぱりちょっと厳しいかなと思ったので、
こんな設備を作りました。



コインロッカーと言えば、デゼニランドを思い出します。
空き缶の下に鍵があったり、重要なヒントが脈絡なく貼り紙に書かれていたり…。
さすがに空き缶は置きませんが、貼り紙はこのゲームでも用意しようと思っています。(内容未定)


-------------------- 2018年08月26日 --------------------

RUINOUS XIII、現在はB5FとB6Fのバランス調整をしています。
B9F or B10Fまでの予定なのでようやく五合目ぐらいですが、感覚的には七合目ぐらいです。



最近、面白いスマホのゲームはないかと探していますが、
とにかく面倒くさいゲームが多いように思います。
シンプルで直感的にすぐに遊べる、システム的なストレスが少ない、
奥が深く自分のペースで長く遊べる、そんなゲームが理想なのですが。

そういう視点でこのゲームを見た場合、ちょっと難易度が高過ぎるかと思い、
ダンジョン探索を楽にするためのアイテムを追加したりしています。
そのアイテムを道具屋で購入するかどうかはプレイヤー次第で、
なくても解けるようにはしようと思います。


-------------------- 2018年09月23日 --------------------

RUINOUS XIII、引き続きB5FとB6Fのバランス調整中です。
ネタバレになるのであまり書きませんが、ここのフロアは本当に難しいです。

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好きな小説についてまたまた書きたいと思います。
今回は吉田修一さんと黒川博行さんについて書きます。

吉田さんの本は私はこれまでに18作読んでいます。
好きな本は「横道世之介」、「怒り」、「悪人」などです。鷹野シリーズも好きです。
個人的に吉田さんの作品は好きな作品とそうでない作品がハッキリと分かれます。
もともと吉田さんは芥川賞作家で、若者の都会生活を描いた純文学的な作品が多かったようですが、
2007年の「悪人」の頃からはシリアスな大衆小説を中心に書かれているようです。
私は純文学はちょっと苦手なので最近のシリアス路線の本を好んで読んでいます。

黒川さんの本はこれまでに12作読んでいます。
好きな本は何と言っても疫病神シリーズです。(堀内・伊達シリーズも好きです。)
疫病神シリーズの中で一番好きなのは第2作目の「国境」です。北朝鮮が主な舞台で、
どこまで現実の北朝鮮社会を描いているのか判断できませんが、ある意味とても怖い本です。
登場人物の人間関係を理解するために第1作目の「疫病神」から読むことをお勧めします。
シリーズ物以外にも、婚活パーティーで高齢の資産家男性が狙われる「後妻業」、
オレオレ詐欺を題材にした「勁草」など、話題作が多いです。


-------------------- 2018年10月28日 --------------------

RUINOUS XIII、バランス調整もそろそろ終盤です。
ラスボスももう少ししたら設置します。



RPGでゲーム終盤になると、お金が余ってくることが多いと思います。
このゲームでも中盤以降、武具は店で買えない物が中心となり、お金は貯まる一方。
かと言って食料とかの要素を入れると単に面倒くさくなるだけだろうし…。
これを何とかできないかと考え、自分なりの一つの解答を今回入れてみました。

仰々しく書きましたが、特別な消費アイテムを売っている店をダンジョン内に設けただけです。
毎回その店まで足を運ぶのが面倒であれば、そこで仕入れてB1Fの店で売ることにより、
お金は損するけど後で自分が便利、というような使い方もできます。

お金余り解消の他のアイデアとしては、料金を払って(ベーマガゲームのような)ミニゲームをプレイし
クリアすると何かもらえるというのも考えましたが、こちらは今回は入れないと思います。
(実はCPAカセットテープ版おまけADVにはミニゲームをクリアすると開くドアというのが入っています。
機会があれば、そこだけ切り出して公開するというのもあるかも知れません。)


-------------------- 2018年11月25日 --------------------

師走がもう目の前、まさに光陰矢の如しです。
自分は今月何をしていたのだろうと考えてしまいます。



RUINOUS XIII、引き続き終盤のバランス調整を実施中です。
いい加減そろそろ完成させて次の制作に進みたいと思っています。

次の制作では、前回のラリーXのように、
過去にX1で発売されたナムコゲームの勝手移植をしようと思っています。
タイトルはまだ秘密ですが、元々いくつかしかありませんし、
その中であまり出来が良くなかった物を考えると…。

ただ、個人的にそのゲームにそれほど思い入れがありませんので
デモ程度にすると思います。(どうせ完成させても配布できませんし。)


-------------------- 2018年12月30日 --------------------


新年がもう目の前です。個人的にはこの年の瀬に
体調を崩してしまい、自分の健康の脆さを思い知りました。(現在は回復しています。)
この年末年始、皆様も体調管理にはお気を付けください。

先日、BSで放送していた「横道世之介」の映画を鑑賞しました。
吉田修一氏の原作小説が大好きな私としてはあまり期待せずに見始めましたが、とても面白かったです。
2時間40分という時間もまったく長く感じず、感覚的には2時間ドラマぐらいでした。

吉高由里子さん演じる祥子ちゃんがとても可愛らしくてネットでも絶賛されていますが、
祥子ちゃんは原作の段階で既にすごく可愛かった!と声を大にして言いたいです。
でもそのイメージどおりの演技だったので、やっぱり吉高さんが良かったのだと思います。

一方、千春の扱いが低くなっていた?とか、たまに挿入される未来のシーンがいろいろとカットされていた?とか、
祥子ちゃんが感情を高ぶらせる未来のシーンが全然別物になっていた(これは原作のシーンは撮影が難しそうなので
どうなるのだろう?と思いながら見ていました)とか、いろいろと違いはありましたが、
全体としては原作の雰囲気を忠実に再現した、とても素晴らしい映画でした。

話としては全体を貫くようなストーリーはなく、大学生のダラダラとした日常を描く青春群像劇ですが、
我々のような年代の人が見ると何かしら感じるところがあるのではないかと思います。
未鑑賞の方はぜひ!(原作も!)




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